意外と知らない!?乳酸菌の働きについて

■はじめに

普段生活していて、よく耳にする言葉のひとつに「乳酸菌」があると思います。

しかし、その乳酸菌に関しては、聞いたことは多いのに知っていることは少ないのではないでしょうか?

何となく腸に良い影響があるとか、体に良いといったフワッとしたイメージだと思います。

そんな乳酸菌についてと、その働きに関して述べていきたいと思います。

■乳酸菌とは?

乳酸菌とは、主にチーズ・ヨーグルト・乳酸飲料・ぬか漬け・キムチ・塩麹・味噌など、食品の発酵を促す最近の一種です。

自然界にも生息していて、体内では乳酸を出すことによって悪玉菌を死滅させます。

乳酸菌を含む食品が日持ちするのは、そういった理由からだと言えます。

他にも食品の栄養価を高めたり、風味やコクを出す効果があります。

因みに、人間の体内には40種類の乳酸菌が1億~1000億個も住んでいると言われています。

■ビフィズス菌との違いは?

よく乳酸菌と混同される方も多いのですが、厳密に言うと乳酸菌とビフィズス菌は違います。

共通点があるとすれば、同じ善玉菌だということぐらいです。

それぞれ特徴も違っていて、乳酸菌は酸素の中でも生きられますがビフィズス菌は生きることが出来ません。

そして乳酸菌が糖を分解して乳酸を作り出すのに対して、ビフィズス菌は主に酢酸やビタミンB群、葉酸を作り出します。

生息する数も、乳酸菌の100~1万倍にあたる1~10兆個も存在していると言われています。

■乳酸菌の働き

○整腸作用

乳酸菌には糖を乳酸に変える働きがあり、便秘の改善などに効果を発揮します。

その乳酸によって腸の中は酸性に変わり、溜まった悪玉菌を外へ排泄する力を持っています。

便秘になった時の腸内はアルカリ性になっていて、悪玉菌が増えた状態となっています。

他にも便の水分量を調整してくれる役割があるので、排便をしやすい状態にしてくれます。

便秘が改善されるということは、肌荒れや体臭予防にも繋がるのです。

特に女性や高齢者の方は腹筋が弱いので、便秘になりやすい傾向にあります。

そういった方には、乳酸菌を食品から摂取することが望ましいと言えます。

○免疫力の向上

腸内は約6割強の免疫細胞が集中していると言われています。

つまり腸内環境を整えることによって、病気になりにくい体づくりが出来ると言っても過言ではないのです。

小腸の内壁には絨毛(じゅうもう)と言われる細かい突起が多くついています。

その絨毛の隙間にパイエル板という、ウイルスや細菌を察知する物がついているのです。

乳酸菌によって、これらの働きが活発になって、外部からの細菌を外に追い出す力が高まります。

他にも、作りだした乳酸は全身に作用します。

血液の中の白血球にはNK細胞(ナチュラルキラー細胞)と呼ばれる細胞があるのですが、癌細胞やウイルスを退治してくれる役割があることで知られています。

こうした細胞にも乳酸によって活発化されることが分かっています。